![]() |
第33話 (92.09.14放映)
〈解説〉 |
パパベルとママベルの初登場である。二人のキャラクターとしての強烈性ゆえに印象として残っているのは本編よりはキャラクターの方が大きいかもしれないが、執拗なジートを軽々とかわすパパベルのやりとりなどの展開の面白さもまた見どころであろう。
〈ストーリーあらすじ〉 |
今日はローズおばあちゃんの家でケーキ作り。でもマリーベルは料理がまるでダメで出来上がったケーキは真っ黒こげ。さっそく魔法でケーキ作りです。スポンジケーキを魔法で浮かせクリームを乗せておいしそうなケーキのできあがり! ところがその様子を、なんと、ジートがビデオに撮っていたのです。
ジートはそのビデオをテレビ局に持っていきました。明日のワイドショーのネタがないとはいっても放送するのに二の足を踏むディレクターとマギーさんを連れてフラワーハウスへ直行。直接マリーベルに迫ろうというのです。フラワーハウスで遊んでいたマリーベルたちはやってきたジートにびっくり。ジートは持ってきたテレビであのケーキ作りを見せ、マリーベルに迫ります。どうにも言い訳できずに後ずさりするマリーベルたち‥‥
ところがそのマリーベルの目の前にどこからともなくシルクハットが。とつぜん爆発すると、けむりの中から高らかな笑い声とともに、なんとマリーベルのパパとママが現れるのです。マリーベルのパパ、パパベルは世界的に超有名な天才マジシャン、一方のママベルはお菓子作りの妖精と呼ばれる天才料理家なのです。パパベルを見てマリーベルの魔法は手品だと納得するマギーさんたちにジートは食い下がるのですがまったくダメ。つき出されたビデオにも「マリーベル、まだまだ未熟なマジックだね」‥‥ディレクターはジートをひっこめ、明日のワイドショーにパパベルに出演してくれるよう頼むのです。パパベルとママベルは快く了解。マギーさんたちはジートを連れて帰っていきました。
そしてその当日。今日はパパベルとママベルが共演してふたりでお菓子のマジックを見せてくれるのです。「パパリンベルルンランランラ〜ン!」「ママリンベルルンルンルンル〜ン!」 巨大なケーキが出てきたりみんなの手元にお菓子が現れたり。ものすごいマジックの前にみんなはおどろきます。
クライマックスも間近。しかしなんと二人に魔法を使わせようと、ジートがペンキを持ってスタジオのデッキの上に登っていたのです。ところがとつぜんデッキがくずれ、ジートはペンキごと上から落下してしまいます。このままではたいへん! 「マリリンベルルンリンリンリ〜ン、ペンキさんよ、ちょうちょにな〜れ!」 観客席から見ていたマリーベルの花魔法でペンキはちょうちょになって空中を舞い、ジートは巨大ケーキの上に頭をつっ込んでしまうのです。
「みなさんお聞きください、今のマジックは、私の娘マリーベルによるものなのです。」 パパベルの言葉をうけてマリーベルも舞台に出てごあいさつ。
「あたしも、パパベルやママベルにまけないように、サニーベルに夢と笑顔をたくさん咲かせたいとおもいます! みなさん、どうぞよろしくね☆」
みんなの声援を受けてマリーベルは花魔法を使います。「マリリンベルルンリンリンリ〜ン、妖精さんたち、てつだって!」 パパベル、ママベル、マリーベルそろっての魔法で会場は美しい光につつまれるのです。ジートのわるだくみもパパベルとママベルのおかげで一件落着です。
〈次回予告〉 〜 #34 「お菓子の家とおかしな二人」 〜 |
はーい、わたし、マリーベル。フラワーハウスのとなりに、とつぜんおかしの家があらわれたの。あたしのおじいちゃんとおばあちゃん、ジジベルとババベルのしわざね。え〜っ? おかしの家を消す魔法をわすれちゃったの?! よ〜し、みんなでたべちゃいましょう! 次回、花の魔法使いマリーベル、『お菓子の家とおかしな二人』。マリーベルに、おまかせよ!
Marybell Story Digest Ver.1999.07.24