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第2話 (92.02.10放映)
〈解説〉 |
1話に引き続き、ひねくれ者のバートの登場。過去のいやな思い出のために花嫌いになっているバート、この設定だけを取るならユーミの袋小路あや子も全く同じではあるが、花魔法を使ってバートの過去のいやな思い出を忘れさせてしまうというところが一種独特なマリーベルらしさがあるのではなかろうか。
〈ストーリーあらすじ〉 |
今日はローズおばあちゃんがマリーベルとタンバリンの歓迎パーティをしてくれることになっていました。朝ねぼうのマリーベルもタンバリンに起こされ、花束をプレゼントに持ってローズおばあちゃんのうちに急ぎ足。ところが、街中でぶつかったおじいさんに花束をめちゃくちゃにされてしまいます。
そのおじいさん、実はユーリのうちのお隣さんでもあるバートさんでした。バートさんはお花が大っ嫌い! フラワーショップマリーベルにお花屋さんをやめろと乗り込んできたのです。しかも「理由はただ一つ、わしゃ花がきらいだ!」‥‥困ってしまうユーリのパパとママ。
でもそんなバートさんの花嫌いは、実は子供のころ花にバチを当てられたと思い込んでいるためだったのです。そのことをローズおばあちゃんに聞いたマリーベルはどうにかバートさんに花嫌いでなくなってもらおうと花魔法を使います。「マリーベルタンバリン! 魔法の香水、出ておいで!」 タンバリンから魔法の香水を取り出したマリーベルはそれをバートさんにふりかけました。するとどうでしょう! バートさんのさわったものが全部花になっていくではありませんか! 「わわ、いったいどうなっとるんじゃ! は、は、花が!!」 バートさんは大パニック! 怒ったバートさんはフラワーショップに乗り込んできてユーリのパパとママにやつあたり。最初の作戦に失敗したマリーベルは次の作戦に出ます。
「マリリンベルルンリンリンリ〜ン! 花の馬車よ出ておいで! 行き先は、バートさんの記憶の中よ!」 マリーベルたちは花馬車に乗って、庭で昼寝をしているバートさんの記憶の中に入っていきました。
バートさんの記憶の中はいろいろな思い出でいっぱい。その中にどす黒い色をした思い出が。さらに中に入ってみると怪物のような花が! どうやらこれがバートさんの花嫌いの原因、小さい時の花のイメージが形になったもののようです。ところが近付いた花馬車はその怪物のような花につかまってしまいます。このままでは花に食べられてしまいます! 「こうやって、花を愛する気持ちを心の中で歌うの!」 するとどうでしょう! 花馬車から出た光があたりを明るく照らし、一面は美しい花畑に。怪物のような花も一輪の美しい花に変わるのでした。
マリーベルたちがバートさんの記憶の中から出てくると、バートさんの花嫌いは直っていました。「やったね、マリーベル!」 これでフラワーショップマリーベルもひと安心です。
〈次回予告〉 〜 #3 「らく書き天国こんにちは」 〜 |
はーい、わたし、マリーベル。ユーリが書いたらく書きのペンギンを、魔法で動けるようにしたの。調子にのって、ほかのらく書きも動かせるようにしたんだけど、街じゅうに広がって、大騒ぎになっちゃった! 次回、花の魔法使いマリーベル、『らく書き天国 こんにちは』。マリーベルに、おまかせよ!
Marybell Story Digest Ver.1999.07.24