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第31話 (92.08.31放映)
〈解説〉 |
サブタイトルには『フラワードアで大混乱』とあるが、実際のシナリオはむしろマリーベルたちが参加する妖精のカーニバルの方がメインになっている。カーニバル部分については19話同様の面白さを持っており非常に楽しく仕上がっている。
〈ストーリーあらすじ〉 |
実りの秋を迎えるにあたって、たくさん収穫があるように妖精がおまじないするお祭り、妖精のカーニバル。ユーリやケン、ボンゴやタップ、そしてビビアンも一緒にみんなでフラワードアを通って出発です。
出てきたところはきれいな森。マリーベルたちはミニミニループで小人になります。妖精たちの世界を守るためにカーニバルの入口はこの大きさにならないと見えないようになっているのです。さっそく光りかがやく入口を通ってカーニバルの会場へ! 中はまるで遊園地のようです。キノコのようなものに果実をつけたりリンゴをみがいたりしておまじないして秋の収穫を待つのです。
ところがその頃、フラワーハウスを調べにジートがやって来ていたのです。マリーベルたちがドアに入ったきり出てこないのを見てジートはフラワーハウスに乗り込みます。ところがマリーベルたちが入ったフラワードアの部屋に来てジートはびっくり。ドアだらけの上に、ここは三次元的に考えるとありえない部屋なのです。とりあえず、とスミレのドアを開けて入ってみればそこはなんとフラワーショップマリーベル。たまたま来ていたマギーさんとはち会わせのジートは冷汗だらけ。「よろしかったらどうぞ。」 差し出されたハンカチで汗をぬぐうジートの頭はもうパニックです。
一方のマリーベルたちは、なんと槍をつきつけられて捕まってしまいます。今日、みんなを連れて遊びに来るということを長老にお願いしていなかったのです。「マリーベル、花の魔法使いたるものが事もあろうに妖精の祭に人間連れてくるとはなにごとか!」 ところが妖精たちがみんなのことをかばってくれたのです。「長老さま、その子の家はパン屋さんなんです。いつもおいしいパンを心をこめて焼いてくれているんです。」「その赤い服の女の子とその弟は、いつもぼくたちに優しく声をかけてくれています。」 その言葉を聞いて長老もマリーベルたちを許してくれました。
さてフラワーハウスに戻ってきたジートはさっきの冷汗をマギーさんのハンカチでぬぐいつつ今度はサボテンのドアに。ところが出ていった先はサボテンの鉢植の置いてある空港のロビー。「な、なんで空港に来なければならないんだ!?」 と、ジートの後ろからマギーさんの声が。「またお会いしましたね、それじゃ失礼します。」 ジートはさんざんな目に会わされてしまうのです。
その頃、マリーベルたちはいろんなお店を見て回って楽しんでいました。ビビアンやボンゴたちも妖精さんたちのお手伝い。ユーリたちはお花の帽子をかぶって楽しそう。「マリリンベルルンリンリンリ〜ン、マリーベルの魔法の香水で、空中遊泳〜!」 もうすぐお祭りのフィナーレです。長老さまはマリーベルに実りの歌をうたってくれるよう頼みます。「もっちろん! マリーベルにおまかせよ!」
マリーベルの指揮でみんなそろって実りの歌を大合唱。歌と共に次々に実ってゆく森のぶどうやなし‥‥サニーベルの街の木々にもたくさんの果物が実り、季節は実りの秋を迎えるのです。妖精のカーニバルはマリーベルたちのおかげで今年も大成功でした。
〈次回予告〉 〜 #32 「テーブルランプを取り返せ」 〜 |
はーい、わたし、マリーベル。ユーリのパパさんとママさんの、テーブルランプがぬすまれてしまったの。ぬすんだのは、ボビーという男の子。どうしてそんなことするのかしら? ボビーには、なにか訳があるみたい‥‥次回、花の魔法使いマリーベル、『テーブルランプを取り返せ』。マリーベルに、おまかせよ!
Marybell Story Digest Ver.1999.07.24