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第3話 (92.02.17放映)
〈解説〉 |
ユーリの持つ優しさ…それこそが、ユーリの最大の魅力かもしれないが…を、アデリーという小動物によってより一層、見事に浮き彫りにした感動の一作。ラストシーンでアデリーを見送るユーリの優しさの中には真にアデリーを思いやる気持ち、愛すら感じられるのではなかろうか。
〈ストーリーあらすじ〉 |
マリーベルはユーリとケンと一緒に、動物さんの写真を見ました。「あ〜あ、あたしも動物さんたちに会いたくなっちゃったなぁ」 でも、サニーベル動物園はまだ工事中で開園していません。マリーベルたちはがっかり。
児童公園に遊びに行くと、みんなが地面にチョークでらく書きをしていました。「あたしも入れて!」 どんどん子供たちが集まってきてみんなでらく書きです! マリーベルも動物さんの絵を描きます。ところがそれを見つけたバートさんが怒ってやって来るとみんなびっくり! みんないちもくさんに逃げ出しました。
家に帰ってきたユーリたち。「なかなかうまく描けないのね」「あたしにまかせて!」 ユーリは取り出したスケッチブックにかわいいペンギンさんの絵を描きました。「そうだ! この子といっしょに遊ぼう! マリーベルタンバリン! ペンギンさん、出ておいで!」 花魔法で動けるようになったペンギンさんはユーリになついたみたい。マリーベルはペンギンさんに『アデリー』という名前をつけました。アデリーをかわいがるユーリはまるでほんとうのおかあさんのようです。
児童公園に戻ってみると、またみんなが集まってたくさんらく書きをしていました。アデリーはどうやらその中に仲間のらく書きをみつけたみたいです。「なんとかしてあげられないかしら‥‥」「みんなまとめてめんどうみちゃう! マリーベルタンバリン! らく書きさん、全員集合!」 ところが花魔法で公園のたくさんのらく書きをみんな動けるようにしたのもつかの間、そこにバートさんがやってきてたいへん! らく書きが街じゅうに散らばってしまったのです。街じゅう大さわぎ!
「どうしよう‥‥」 マリーベルの魔法でらく書きを消したら、アデリーまで消えてしまいます。「マリーベル、こんなのどう?」いいことを思い付いたタンバリンはマリーベルに耳うちします。「うん、やってみる! マリリンベルルンリンリンリ〜ン! 魔法のふえよ、出ておいで! みんな、行進のはじまりよ!」 マリーベルはらく書きと一緒に行進をはじめました。ユーリもアデリーとお別れです。「行ってらっしゃい。アデリー‥‥」 らく書きの行進は虹の架け橋を登っていきました。
ところが次の日になってみるとどうでしょう! 動物園の塀にらく書きがぜんぶ移されていたのです。その中にアデリーのらく書きを見つけてユーリも大よろこび! 「やったね、マリーベル!」 今日は動物園の開園日。みんなで動物園に入っていきました。
〈次回予告〉 〜 #4 「やっぱりケンはパパの子だ」 〜 |
はーい、わたし、マリーベル。みんな、自転車に乗れる? ケンはまだ乗れないんだって。パパさんたら、お店もほっぽってケンの特訓をするんだけど、だめみたい。自転車に乗れるようになるには、まず、慣れなくっちゃ! 次回、花の魔法使いマリーベル、『やっぱりケンは パパの子だ』。マリーベルに、おまかせよ!
Marybell Story Digest Ver.1999.07.24